その主な理由は,私が,前職である法務局へ勤務していた際に,同申請の業務に携わっていた経験に基づきます。
日本の国籍を取得したいと考えた場合に,同申請を行うこととなりますが,提出すべき書類が多く,許可(又は不許可)の判断が下されるまでに長い時間もかかるため,一般の方に馴染みやすいとは言い難い面があります。
守秘義務により,詳細は申し上げられませんが,許可となるための様々な要件もありますので,かつて,その申請を受理する立場にあったことを最大限に活かすべく,行政書士として取り組んでいる次第です。
確か,私が24歳か25歳であった頃と記憶しておりますが,とある外国籍の男性(Dさん)の担当をさせていただきました。
Dさんは,とても紳士的で,仕事への志も高く,スムーズに申請を進めることができ,無事に日本へ帰化しましたが,最近になり,Facebookを経由して,御連絡をいただきました。
幸いにも,現在は公務員でないため,先日,ランチを御一緒させていただきました。
帰化後,Dさんは起業され,画期的な開発等に取り組まれていることにも驚きましたが,日本で活躍されているお姿に,心から喜びを覚えました。
また,色々なアドバイスもいただき,とても有意義な時間を過ごすことができました。
帰化というお仕事は,申請される方の人生に深く立ち入ることとなるため,非常にナイーブな一面もありますが,ある意味で,友人以上に深い繋がりができ,そこに仕事としての魅力・やりがいがあるように感じております。
と,再認識させられたという日記です。
Dさん,ありがとうございました( ´∀`)
平成30年4月某日
於:木曽路